歯周病を悪化させる喫煙
こんにちは。
たかのす歯科クリニックスタッフのmaです。
タバコを吸っていない人に比べて
タバコを吸っている人はなぜ歯周病が悪化しやすいのか
ご存知でしょうか?
タバコの中には約200種類もの有害物質が含まれていますが
なかでも歯周病を悪化させる原因となるのが『ニコチン』です。
作用1◆免疫を低下させる。
ニコチンの有害成分が、免疫細胞の力を低下させ
外敵に対する体の防御機能を弱めてしまいます。
その結果、口のなかの細菌に対する抵抗力が低下し
歯周病が悪化します。
作用2◆骨のカルシウム成分が失われがちになる
カルシウム成分が失われると、骨はもろくなります。
歯を支える歯槽骨の破壊が一気に進みやすいのはそのせいだと考えられます。
作用3◆血管の収縮機能があり、自覚症状がでにくい
ニコチンには血管の収縮作用があるので、
細菌による攻撃を受けていても見た目はそれほど赤くなりません。
腫れ方も控えめで、痛みも出にくい傾向にあります。
しかし細菌は着々と歯槽骨の破壊を進めており、
自覚症状が出にくいことがあだとなり病気の発見も遅れがちになります。
気づいた時には歯がグラグラで抜ける寸前ということも少なくありません。
「早く治したい」「歯を残したい」とお考えで
喫煙者の方は一度禁煙にもチャレンジしてみませんか?!